My Horizon

絵を描く日々や私の日常をつれづれなるままに、言葉と写真で紡ぎます。

Dear.My Birthday

誰しもこの世に生まれた日がある。 天体の微細な動きも影響し合い、ここぞ!という時に、生まれ落ちる生命の産声が毎分毎秒どこかでこだましている。 壮大な宇宙の神秘。 巡り合わせの縁。 My Birthday この言葉に懐かしさを覚える人もいるかもしれない。昔…

good bye 40's

self meeting月間を決め込んで、自分の中、深く深く潜り込んでいた7月。 足の痛みと共に蘇ってきた記憶と向き合って、サヨナラした出来事。 身体が分かって欲しいって、いろんな所をトントン叩いて、認めて欲しかったんだね。 悔しさも寂しさも….。 そんな長…

My Little Revolution

9ヶ月振りに髪を切った、バッサリと。 髪の量が人より多い私。 結んでも頭と首との間に湿気がこもって、モヤモヤするのをガマンしていた。 でも、思い切って飛び込んだ地元の美容室。 6月は、3ヶ月振りに電車に乗ったり、数人だけだが友達に会いに行ったり、…

経験アトラクション

身体という不思議な乗り物に、入って、いざ、生き始める地球という世界。 すくすくと育って、 むくむくと大きくなる。 そんな身体を通して、出来事の艱難辛苦/喜怒哀楽を味わう、経験アトラクション。 うねるような気持ちは言葉にできないことがあまりにも…

星々を渡る舟

夜、床につく時、 寝台は、舟にかわる。 目を閉じるのが乗船の合図。 眠りによって、魂は肉体から離れ、舟に乗り、 銀河の川を渡り、あの世とこの世を結ぶ世界へと毎夜、小さな旅に出る。 自分の身に銀色の糸をつけたまま…。 鮮明な夢は、いつも現実と見まが…

息をひそめた街で

久々に夜、少し歩いた。 し〜〜んと静まり返った街。 こんな街の空気は、大晦日にも感じたことがあるけれど、でも、やはりちょっと違う。 濃紺の深いガラス瓶の中にいるような、 押し黙った夜の底を歩いているような気持ちになった。 息を潜めた空気がどこま…

面 会

今日、不思議な夢を見た。 夢の中で夢を見た。 寝ている私の部屋の下でゴソゴソと物音がする。静かに降りて行ったら、居間の電気がついていた。 そこには、父の姿が…。 「なにやってんの?っていうか、病院からどうやって帰ってきたの?」 入院中の父が、深…

ゴジラとコロナ

ずっと気になっていた映画『シン ゴジラ』をやっと観た。 理屈抜きに面白かった。 3.11からの原発事故を経て、新しい時代のゴジラ像を作りあげようとする熱量が細部に至るまで行き渡り、ゴジラに対する敬愛の念と現代へのアンチテーゼが込め作られたエン…

それでも日々は、

灯された数本の蝋燭。 その炎を絶やさぬように、その蝋燭が少しづつ短くなるにつれて、ゴールの日が近づいていると思っていた。 そのともしびは、私にとって生きていくための小さな光であり、希望だった。 しかし、その炎をゴール寸前で、自ら吹き消さなけれ…

春の嵐

春の嵐が吹き荒れている二〇二〇年三月。全世界的にみてもそんなことが言える。 全世界同時に共有している出来事。 世界中の人が、それぞれに影響を受けている。 このブログでは、お知らせがまだでしたが、今年の5月に宮城県仙台市で三人展をする予定でした…

in your own way

去年の2月にもらった言葉が、身に染みる今年3月。「老いてなお花となる」というタイトルを新聞のテレビ欄に見つけた。なんとなくタイトルに惹かれてテレビをつけた。俳優の織本 順吉さんが92歳で亡くなる前までを克明に映像作家の娘さんが撮ったドキュメンタ…

『never more』

「風景が人を殺す。」 能楽堂の仄暗い舞台にカントリー&ウェスタンが流れる中、津村禮次郎氏のナレーションが響く。その中でこの言葉だけが、頭の中に残った。 アメリカの生あたたかい影がゆるやかに浸透し、この地の土壌の中、深く染み込んでいった。 土地…

Wild Wood

長い長い一か月間だった。 自問自答することが起こり、自分の気持ちと起こっていることとの折り合いがつけられないまま、 深い森の中に迷い込んでしまったような感じだった。そのためか身体もそれに呼応するようにあちこちが痛み出し、不協和音を奏で、なか…

ターザン・ガール¿!

事務仕事、PCの前、貼り付けの4時間×2セット。 いつも動いてるバイトが多い中、 机の前に拘束されてるのが耐えられなくて、 公園に逃げ込んだ昼休み。 自分の中の元気なエネルギーが抜かれ、萎えそうで、仕方がなかった…。 思わずブランコに乗ってしまった。…

センチメンタル・ウォーク

時々、人当たりする事がある。 いつも人に囲まれ続けていると、 ひどく、とても疲れてしまう…。 一人になりたくて、 静かな時間が欲しくて、 近くの公園に駆け込んだり、 時には、身体の調子が悪くなり、 ベッドの中、深く潜り込むんでしまう時もある。 一人…

Out of Blue

19歳の1月の始め。 その頃、大好きだった岡村靖幸くんから貰った一輪の薔薇の花が、窓際から、消えているのを発見し、大泣きした覚えがある。 コンサートで三列目通路席をゲットした私は、ガンガンに踊っていた。 その頃、コンサートでは。恒例の薔薇を観客…

ワイルドサイドを歩け

新しい年が明けた。 元旦の深夜。宴の後の余韻もほどほどに、ほとんど車の走っていない仙台市内の大通りを一人走り抜ける。身体を駆け抜ける疾走感。カーステレオからのマイケル・ジャクソン。頭の中、渦巻く計画の予定。そして、不安と緊張の中、芽生えるワ…

私の名を呼ぶ、その声が…

猫が飼い主を呼ぶように少し甘えた声で、 生前、母は、階段の下から 「のんちゃん、のんちゃん…」 と私の名を呼んだ。 2階にある私の部屋には、ある時期から、階段の掃除の時、意外、ほとんど誰も階段を登ってこなくなった。ほとんど部屋には誰も入れなかっ…

立てる雄牛

白ずくめのシンプルないでたちで、白いドラム缶と共に美術館にパフォーマーとしてやってきた。 初めて彼に会った日、 得体の知れない不思議な男、 そんな印象を持った。 その不思議な印象は、その後も続いた。 去年の舞台・歓喜咲楽、 そして、展覧会・歓喜…

奄美大島・後編〜島 縁と情け〜

翌朝、南国の光が降りそそぐ中、奄美の黒うさぎツアーをした道を再度、バスに揺られる。 トンネルを何本も通り抜ける。 トンネルをくぐり抜けるたびに雰囲気の違うエリアがふっと現れる。 南に向かうほどにオレンジがかったフィルター越しに風景を眺めている…

連 絡

いろんな場所から電話が来る、 メールが来る。大丈夫だった?被害はなかった?何年ぶりに声を聞く人、遠くは九州の離島からも電話があった。想いが気遣いの言葉となって、私に届いた。人の想いの有り難さよ…。 ー一大丈夫、無事です。 朝から晩まで、自衛隊…

奄美大島・前編〜南方より、波打つ〜

4年ぐらい前に読んだ本がきかっけに念願の場所への出発にお許しが出て、旅に出た。 目指す場所は、遠く、テレビの天気予報の衛星写真を見るたびに、その距離の遠さを確認していた。 テレビでは、大型台風上陸と警戒を呼びかけていたが、ギリギリなんとか帰っ…

一九四六

買い物で立ち寄ったいつものスーパーの入口に貼ってあったポスターの中に、"墨と油絵で描く"という文字を見つけた。 「墨と油絵って、どんな展示だろう…?」 墨も油絵も使う自分にとって、自然に興味を持った。 展覧会、最終日の会場へ急ぐ。 ちょうど一年前…

感 触

夜の濃度が濃くなってきている。月や星々もちょっと前より、キリッとした輪郭で、輝きを増しているかのようだ。その闇をくぐり抜けて、どこからともなくふんわりと金木犀の香りが届いた。虫たちのたどたどしかった鳴き声も ずいぶんと上達したようで、秋の風…

自然の摂理

長い一日。 疲れ果てて、もう一踏ん張りの家事。 夕方、洗濯したシーツを干して、ふと空を見上げると淡いブルーとオレンジがふんわり広がりながら、空を染めていた。 その色彩のコントラストとハーモニーにふと緊張しきっていたこころが緩む。 消耗し、放電…

積読とぷくぷく

今年は、充電する時期に決めた。 そう決めてから一ヶ月。 間が空くことが、ちょっと怖かったけれど・・・。 だからといって何も描かないわけではないけれど。 インプットする時間も必要。 やっと部屋を片付けて、廊下に放置してあった神楽坂からの荷物をほど…

芸術家の鼓動

白い空間に作家たちのポートレート写真が点在していた。 さまざまな個性と共に切り取られている写真の中に、戸惑いや試行錯誤を経て、新しい挑戦への足掛かりを得た写真家の姿が垣間見れる。 写真家 阿部 貴彦氏の初個展のクロージングを締めくくる夜に、芸…

黄金の八月

暑い夏。そして、熱い熱がこもった夏だった。 また、一つ年を重ねて、急降下していた気持ちを救い上げてくれた同士との久々の再会が相次ぎ、 そんな仲間の展覧会パーティーが続いた月でもあった。 私を取り囲む暖かいまなざしが肩を抱いてくれているような和…

風 穴

テレビもあまり見なくなった 情報源は、ほとんどラジオか新聞かネット 新聞は、かなり偏りがあるから、、一つの比較対象として見る感じ。 情報も自分で選び取る時代になっていているのに、テレビは、遅れたメディアになりつつある気配は以前からあった。 テ…

夕暮れのビラ撒き

久々に雨の音がする夜。 ほんのひと時のお湿りでも、天からの恵みの雨と涼風。 去年の誕生日には、中学時代からの友達に誕生日をしてもらい呑んでいたら、そのお店のテレビがついていて、楽天ゴールデンイーグルスの梨田監督が満面の笑みで写っていた。試合…