My Horizon

絵を描く日々や私の日常をつれづれなるままに、言葉と写真で紡ぎます。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

タブーを犯してもなお…

妖しげな姿で匂いたつ花。 固有の色彩を持つ花が、あらゆる角度から視線を向けられ、最後の位置で、独自の存在感を際立たせるようにフレームの中、納められてゆく。 同じ頃に知った2人。 どちらも花に関わる写真を撮る人だった。 平凡社から出ている雑誌「太…

無頼派

この言葉は、もう時代遅れなのかなぁ…。 この言葉は、たっぷりと昭和の気配を醸し出している。 けれど、私の中では、明確な鮮度をもって心の中、生きている言葉だ。 無頼派…。 戦後の無頼派と呼ばれた人たちは数知れず…。 現代は、どうか? 私は現代文学には…

カレーライフ

気がつけば、1週間、家でも外でもカレーを食べ続けていた。 イチローのようにはいかないまでも、毎日、カレーでもオッケーな時がある。 久々の秋保。 知り合いの展示を観に、 初めて行った佐々木美術館。 美術館開館6周年を記念する展覧会だった。 実力派の…

続・6月の気配

光る稲妻。そこからしばし遅れて、空がひび割れるような音が鳴り響く。 雷雨が窓の外、降りしきる夕暮れ。室内には、渡り鳥が海を渡る音楽。 水の気が部屋中を満たしてゆく。 6月の気配。 2年前に行った個展で生まれた言葉。 その時にできた絵を削ったり、…

新宿、闊歩、七変化

新宿の女 歌舞伎町の女王 欲望が渦巻く 新宿駅西口。 ゴジラがひょっこり、顔を出す。 雑多なエネルギーが過剰な色彩と看板の文字が反乱する。 独自の混沌と猥雑さの中に人々が混ざり合い、エネルギーを増幅させている。 新宿西口の風景って、昔から持ってい…

芸術の森

深い深い緑。 そこは限りなく暗く、闇のような色も孕んだ静けさが新緑と共にある場所。 緑したたる森の中に導かれるように、また、一歩、歩みを進める。 常に自分の心が羅針盤なのだが、 自然と導かれているようにも感じられる。 周りに潜む声にも耳をすまし…