深い深い緑。
そこは限りなく暗く、闇のような色も孕んだ静けさが新緑と共にある場所。
緑したたる森の中に導かれるように、また、一歩、歩みを進める。
常に自分の心が羅針盤なのだが、
自然と導かれているようにも感じられる。
周りに潜む声にも耳をすましてみる。
そこへは、偶然、迷い込んだわけではない。
自分で、選び、踏み入いった世界。
振り返って自分の足跡が道を作ったことを知る。
そのほとんどが出会いによって生まれてきたとも言える。
その森で出会う人たちは、
物事を深く深く、洞察しながら、視ることを突き詰めてきた人達だ。
そして、シャーマンのような人もいる。
そんな人達と言葉を交わし、言葉と言葉のあいだにある間の中にも、深い共感や沈黙の問いかけが余韻のように心の中、残っている…。
芸術に導かれた人たちの真っ直ぐな眼差し。
眼光鋭く、私の心を懐疑的に疑うような視線が心を射抜いた…。
絵は、誰でも書けるものだと思う。
けれど芸術という垣根を超える表現は、やはりそれなりの修練が必要なのだと思う。
線が生き、光と陰影の階調に目を凝らして物事を掴み取って行く必要がある。
墨で描いていても色彩で描いていても、そこになにか感じるものがあれば、いいと思う。
過程が大切なのだと…。
いくつかの森を抜け、また、新しい森に入った。
賢者が何人も現れ、私を導きながらも、自分を問わせようと促してくれる。
新しいミッション
自分の菩提樹を探すような旅なのだろうか?
知恵を借りながら、この深い森の神秘を紐解くように、進んで行けたらいいと思う。
あらゆることを味わい尽くして、
描けるものがあると…信じたい。
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6月は、2つ展示があります。
✴︎アグネスホテル ティーラウンジの個展『Breath of naure』は、アグネスホテル様のご厚意で、7/5(金)迄、延期されることになりました。6/10以降、一部、展示替えも致します。(申し訳ありませんが、在廊はございませんm(_ _)m)
✴︎銀座一丁目ギャラリー企画展
『silent&mothion 静×動 展』
に参加しています。
36名の作家による展示です。
昨年の歓喜咲楽の仲間たちの作品やパフォーマンスの披露もありました。
私は、旧作の墨の作品『波 wave』を出展しています。
ワイナリーが集まる山梨県甲府市勝沼町にありますぶどうの丘美術館にて、
6/2(日)〜6/7(木)迄開催されます。
どうぞご高覧ください。