My Horizon

絵を描く日々や私の日常をつれづれなるままに、言葉と写真で紡ぎます。

空腹で、よみがえる野生

今年はいつもの年以上の大デトッス祭りにわきにわいている体内。わっしょい、 わっしょい、 フェスティバル今年の脳内B.G.Mは、藤井風くんの『まつり』。 以前も似たようなことが起きた時には、脳内になぜか北島三郎さんの『まつり』がずっと流れていた。 こ…

三寒四温の雪どけ  

三寒四温の続いた3月から4月。 たんぽぽの鮮やかな黄色。 散りゆく桜のうすいピンク。 吹き出す葉の緑。 目の前にたくさん春が来ているのに思い存分楽しめない時がある。身体の不安定感がつきまとう季節でもあるからだ。 去年の春、あまりにも調子が悪すぎて…

Go to あんでるせん (下)〜ラッキー⭐︎メッセージ〜

長崎に着いた翌日、滞在先のホテルの窓をなにげなく見ていた友がある文字を見つけた。 "ラッキー" 駐車場の名前らしいのだがその文字が真正面にあることに気が付き「何かいいことがあるといいねぇ〜」とのんきに話していた。 長崎駅からシーサイドライナーと…

Go to あんでるせん(中)〜電話今昔・アナウンスの不変

長崎県にある喫茶店四次元パーラーあんでるせんは、昔から超常現象好きの人なら誰もが知っている場所。 マスターのマジックが大人気で、それはマジックの領域から完全にはみ出てた四次元空間を垣間見せてくれる超マジカル・ミステリー・エンターテイメントだ…

Rockの騎士道〜ポールウェラー

1994年仙台イズミティ21でのポールウェラーのライブを観た。アグレッシブに弾きまくり、歌いまくる彼の気迫に圧倒されてハートをわしづかみにされた。 いろんなライブに行ったけれど、ダントツ印象的だった。 アンコールで観客がどっと前列へなだれ込み、私…

Go to あんでるせん (上)〜マトリックスtoあんでるせん

だいぶ昔のことだが、いつもは寡黙な男性がそこで起こった出来事を話してくれた時、やたらと興奮しながら饒舌に語っていたのが今も忘れならない・・・。 2017年、はじめて"四次元パーラーあんでるせん"の話を聞いた。「きっと好きだと思よ」そこへ行った…

Zorba The Buddha〜真夏のARTの祝宴と即興の日々〜

長い長い8月だった。 容赦なく、暑く、暑く。 そして、熱い、熱い日々だった。 今年、久々の新作を交えたグループ展『Zorba The Buddha 〜この森は、あわいIN LOVE無限大〜』に参加。 2021年5月に天国に旅立った歌人・舞踏家、そして現代アートに深い…

再 開

ご無沙汰してます。 久々のブログです。 ものすごく休んでいました。 ありえないほど養生し、眠ったり、半身浴したり、冷え取りしたり、ゴロゴロぼ〜〜っとしていました。のんびり好きなことだけしてたというか。 それは、今も続いているのですが…。 また、…

断捨離〜揺れた後で思うこと

断捨離、続行中。 そう、それはなかなか終わらないもの。清掃センターへも6回目。 不用品の搬入は、降ろしてしまうと呆気なく終わるのだが、車一杯に荷物を運んで行くまでが大変な労力。 ちょっと億劫な作業で、「よしっ!!」と思った時に行かないと永遠に…

手放して、身軽になれ!

やっと少し落ち着いてきた。 3.16深夜の地震。 1度目、飛び起きて、様子を見て、トイレへ。2度目、トイレを出た瞬間、うずくまった。 震える身体、家の心配…。 落ち着いて2階に上がったら、廊下が完全に作品で塞がっていて通れない。寝床のドアが開けられ…

カミングアウトのような休止符

お元気ですか? ご無沙汰しています。 今日はお伝えしたい事があり久々にブログ更新です。 *・゜゚・*:.。..。.:*・*:.。. .。.:*・゜゚・* 2004年から始めてきた個展活動。 一年おきにやってきた初めの10年間。 2012年を機に、個展、グループ展、公募展、公…

ふりかえりのとしのくれ

今年はのんびりしながらもほぼ一年を通して断捨離をして過ごしていた。ネットで、古着を引き取ってくれる所を探してていたら、古着でワクチンというサイトを見つけて、即、試してみた。3,000円を払い、クラフト紙の袋が届き、そこへ詰めるだけ詰めて送るシス…

永遠の光

先月、大きな事が事が起こった。 そのうちの一つが3年間、暖めてきた展覧会の中止だった。今は亡き同郷の作家の大先輩・オノショウイチさんを囲む展覧会『オノショウイチと仲間たち〜パリから仙台へ〜』オノさんは、若くしてパリに旅立ちアトリエ17という…

2021.6.21 江ノ島

夜の海って、怖いよね… 昼間の青い透明な海打ち寄せる白波真っ青な空 何もかもが青く輝いて朧げに境界線を別つ水平線 空を流れる雲を目で追いながら自由や解放感を味わい、ホッとできる場所なのに… 夜の帷が降りると、その情景は、一変する。 闇が覆いかぶさ…

導かれ旅❷〜久高島〜

斎場御嶽を出て、港へと続く道を30分ほど歩いた。久高島へ渡る前に少し遅い昼食をと思い、やっとたどり着いた港付近の小さな食事処へ。 『大和から?』と地元のおじさんに声をかけられた。 YAMATO 旅の友と目を見合わせ「??」と思いつつも、内地のことを…

導かれ旅❶〜ニライカナイ〜

本を読んでいると一つの言葉が引っかかり、気になり始め、いつの間にか頭の中、定着している。やがてその言葉が、絵の構想の大事なキーワードになったり、文章のテーマになってみたり。そして、旅に出るきっかけになる事さえある。 ニライカナイ 偶然、知っ…

2020.アーカイブ❸ / 太陽・富士山・龍

9月、鎌倉で一人過ごした時、滞在していた近所に龍口寺という神社があった。散歩がてら軽装のままぶらりと出かけ参拝。 そこからなんとなく、ふらっと片瀬海岸線へ足が向い、さらにぶ〜らぶら。 5頭の龍伝説が残るとされる江ノ島へ足は自然と向かった。正…

2020.アーカイブ❷/ 私と富士山

翌朝、もう一つの目的地である忍野八海へ。バスを降り、小さな案内所へ。地名通り8つの池があるので、窓口のおじさんにどう回ったら良いのかを質問してみた。係りのおじさんは、説明書きの案内を手渡しながら、真剣な表情で丁寧に説明をしてくれた。 富士山…

2020.アーカイブ❶/ 私と富士山

20代の始めの頃だろうか大阪までの新幹線に乗っていた時のこと。周囲の乗客たちが少しざわついた。 『あれ、今、見えたわよ!』 『えっ?本当だ!』その声たちが向かっている窓越しに目をやると、小さく白い頂が見える。 生まれて初めて肉眼で見る富士山。…

そこにある海

ふと気がつけばいつも海の近くの街に住んでいた。 今も車を走らせればすぐに広がる太平洋の海。 青い空と青い海の境界線を見つめては、遠い世界がその向こうに続いているという不思議さにいつも憧れを持ちながら水平線を見つめていた。 その風景を描きたいと…

脱・3G

気がつけば、4ヶ月ぶりのブログアップ。ずいぶんとサボってみたもんだ笑 昨年は、根・詰め子状態がずっと続いて、何もしたくないという状態になっていた。思いつけば書いて、下書きには書きかけのものがあったけれど、まとめる必要も感じなかった。 アウトプ…

母 体 回 帰(下)

冬空に白くフワフワとした小さなものが漂っているのが目に映った。初めて見た、雪虫。虫というより、妖精のようにふんわりとした白いドレスを纏っているかのように、飛翔しながら本格的な冬の到来を知らせにきてくれた。そして、展覧会はスタートした。 3日…

母 体 回 帰(中)

9月に入り、少しの間、居場所を変えてみたら?という提案を受けた。 渡りに船といった感じで、江ノ島の近くの街で約半月ほど暮らした。 そこでもほぼ一人きりの生活は続いた。 その中で、ぽろっと産まれてきた作品があった。 『抱 僕』という作品。高橋源一…

母 体 回 帰(上)

やっと家に辿り着いた。 やっと、やっと・・・!! 長い長い制作期間と2つの展覧会を終えて。 お陰さまで、無事に仙台での個展と神奈川県での二人展を終えることができました。 コロナ禍にも関わらず多くの方にご来場いただき、有り難うございましたm(_ _)m …

いのちの道しるべ

一つの点を打ち始めてから、一年近く経とうとしている。 展示も近くなり、急ピッチで、夜な夜な台所に大きな和紙を広げてながら制作している。 大学ノート3冊分を一冊にした厚い大学ノートの備忘録帳も3年の時を経て、さらにぶ厚くなった。 ひらめいた言葉が…

直感と宇宙タイミング

すべてのことが"宇宙タイミング"だとするならば、今年前半も後半も同じぐらい濃く熱いスペクタルな宇宙タイミングの連続だった。 経験アトラクション満載な年。 グルグル目が回るような。 こんなにもコントラストが強めに自分の範疇を超え、問答してくるよう…

悲しみよ、こんにちは

15、16歳っていうと少し背伸びをして、大人の世界をいろんな方向から、覗き込んでみたくなる時期。私の場合、 映画の世界、 本の世界、 音楽の世界と・・・、 四方八方から覗き込んでいた。 今より情報が溢れていなかった分、様々な雑誌を覗き込み、辞典…

風をなぞる日々

9月も下旬に入り、刻々と目に見えないものが現実の中、ゆっくりと、でも着実に”変化”を巻き起こしている気配。一ヶ月ごとに違う感触を感じながら生活している。海からの風が洗濯物を揺らして、踊っている。 いろいろなことが重なって、短い期間、海辺近くの…

大地の記憶と彫刻

地形をなぞるように海岸線を走る電車。車窓から見えるのは、時折、雨粒が窓ガラスを叩きつける、ちょっとうら寂しい潮風の吹く北海道の海。 なだらかな田園を抜け、いくつかの牧場を通り、次第に線路は、登り坂となり、電車の車体がずっしりとした重低音を響…

灼熱と果実

8月に入った途端、この灼熱の太陽。 7月の長雨のどんよりとした曇り空に、熟したオレンジをテニスラケットで空めがけ思いっきり打ち込んで、天高く舞い上がったオレンジが、頭上で思いっきり弾け、そのフレッシュな果実の色彩がほとばしるように空一面に広…