20代の始めの頃だろうか大阪までの新幹線に乗っていた時のこと。周囲の乗客たちが少しざわついた。 『あれ、今、見えたわよ!』 『えっ?本当だ!』その声たちが向かっている窓越しに目をやると、小さく白い頂が見える。 生まれて初めて肉眼で見る富士山。…
ふと気がつけばいつも海の近くの街に住んでいた。 今も車を走らせればすぐに広がる太平洋の海。 青い空と青い海の境界線を見つめては、遠い世界がその向こうに続いているという不思議さにいつも憧れを持ちながら水平線を見つめていた。 その風景を描きたいと…
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