My Horizon

絵を描く日々や私の日常をつれづれなるままに、言葉と写真で紡ぎます。

2016-01-01から1年間の記事一覧

移動と疾走の2016

今年ももう、大晦日…。1年はあっという間…、ですね。今年は、いろいろな機縁が重なって、めくるめく疾走したような年でした。今年1年を一言で言いあらわすならば、”移動”。これまで、生きてきて初めての体験ばかりが多い年でもありました。乗り物好きなのは…

キャンパスノートと青臭さ

ずっとつけているノート。絵の活動し始めた頃から、ずっと書いている。アイデアを書いたり、ラフスケッチ描いてみたり、自分のことを否定したり、肯定してみたり…。あらゆる気持ちで、一杯になる。ノートは、いつだって、最大の友達。ありのまんまの自分を受…

10月末日に、思ふこと。

10月が終わる…。怒涛のような2016年10月……。 おかげさまで、個展も無事、終わり、ちょっとだけの小休止。いろいろな方々に観て頂き、個展をしている方も楽しめたように思う。 ご来場、頂いた方々には、心より感謝しています。 11月もいろんなことが…

告知・個展「自然形象~Human as a part of nature~」

告知が遅れましたが、ただいま、宮城県仙台市地下鉄泉中央駅スウィングビル5階アートギャラリー親かめ子かめにて個展「自然形象~Human as a part of nature~」が開催されております。 今回は、墨の作品をメインにモノクロームの作品の展示となっておりま…

私的印象・アルメニア

貨物列車が通り過ぎるレールと車輪が響き合う音がする。 近くで鶏の鳴き声が朝の訪れを知らせる。 野良猫や野良犬が、辺りを自由にうろつき回っている。 舗装されていない凸凹道。 建築用に無造作にレンガや石が置かれた空き地。 首都エレバンから少し離れた…

go to Armenia…

アルメニアという国は、なんとなくかすかに聞いたことのある国だった。 一昨年、一枚の公募展の参加要項の書いてある紙を手渡され、それを読んで、すぐ参加したいと思った。 2015年3月に横浜で開かれた在アルメニア日本国大使館設立記念交流展覧会に、仙台か…

しょっぱい8月

仕事は、延期になり、製作もなかなか進行せず飽和状態…。そして、突発的なことに巻き込まれたり……。なかなか思うように進まなかったなぁ…。 すべては必然だと頭ではわかっているけれど…、 感情は、揺れ動く。 それも自然な流れなのだろうけど…。 海水よりし…

キンチョーの夏

いろいろと考えるところがあり、ツイッターを閉じて、フェイスブックもあまり開かないようにした。少し自分の時間を取り戻りた感じがする。それは、少し言い過ぎかな? スマホは、時間泥棒みたいなところがあるから、付き合う時は、自分でも気をつけないと知…

隔世遺伝のしわざ

隔世遺伝という言葉を知ったのは、だいぶ大人になってから。 いろんな祖先の遺伝子がミックスされ、そして、生まれた環境や外部からの刺激によって、私の内面は形作られてきたのだろうと思う。 負けず嫌いで、お転婆なのは母方のおばあちゃん。繊細というか…

真夜中のアンパンマンのマーチ

役所に用事があって、行った時、机のわきにマグネットで無造作に横向きに貼られていた小さなポスターがあった。 人権を守るキャラクター。 こういうものに国は、お金を使っているんだなぁと思ってよく見たら、やなせたかしのサインが。 やなせたかしアンパン…

いつも通った海岸線

自分の中にだけ持っている癒しのスポット浜巡り。 震災後初めて、大好きな福島県松川浦、相馬へ行ってきました。 よく、ただボンヤリとしたい時や水平線や防風林をスケッチしに通った道。 5年ぶりの道だった。 震災後、1人で途中まで行って、怖くなって、す…

ミルクティーに甘えて…

いつも行く場所で、いつも引くオラクルカード。日をあけて、引いてみても同じカードが出てきた。 「Solitude」「孤独」。 今月の全般は、動き回っていたけれど、月の後半は、このカードの意味するような日々を送っている。 依頼を受けた絵とプレゼントする絵…

てふてふからの伝言

その人は、いつも私の個展を観て、アドバイスをくれ、励まし、勇気づけてくれた。 貴女は、 London、Paris、New York… 海外へドンドン行きなさい! といつも言ってくれていた…。この中の一つの国へ行くことができたことを伝えると目を細め、うなずいてくれた…

イサム・ノグチの精神に触れた日

「地球を彫刻してみたい…。」 そんな思いで、この場所もきっと作られたんだろう。 イサム・ノグチが設計した北海道札幌市にあるモエレ沼公園へ行ってきました。 広大な土地にマヤ文明やインカ帝国、エジプトのピラミッドを思わせるような原始的な形をした人…

大海の中で過ごす夜

フェリーに乗るのは、中学校の修学旅行以来。何十年振りかのこと。黒闇に、たゆたう波がうねり、海風とエンジン音しか聞こえない夜…。目に映る世界が、漆黒の闇に包み込まれながらもその闇の先を切り裂くように船は、進み続ける。なんて、したたかな力強さな…

4月に降る紫の雨に打たれて…

この世で最も好きなアーティストが、この世界から旅立った…。プリンス・ロジャーズ・ネルソンーPrince、その人だ。まだ、まったく、信じられない…。こんな日が、こんなにも早く来るなんて……世界中が紫のネオンに包まれた…。Parisでも…東京、横浜、仙台でのラ…

パリの原体験は、ジュリー、そして、凱旋展

小学生2,3年頃の土曜日の昼下がり、テレビで、大人の禁じられた恋の話を垣間見た…。その映画に出ていたのが、ジュリーこと、沢田 研二。歌番組やドリフのコントでしか知らなかったジュリーが、フランス語を話している…。その姿は、かなりインパクトがあった…

語らうことの贅沢さ

パリから帰ってきて、1ヶ月が経った。4月に凱旋展が行われることもあり、作品を作ったり、パリの地で感じたことを振り返った時、ひとつ気がついたことがあったので、書いてみることにしました。パリではスリが多いと聞いてたので、ショルダーバックを買っ…

5度目の春に…。

3月11日が近づいている。5回目の春……。そのまま時間が止まっている場所が、まだ点在している。”先日、やっと海まで行けた”と涙ながらに話す人もいて、聞いているこっちまで、もらい泣きしそうになった。自分にとっては、一生、なにか例えようもないほど、思…

巴里紀行

お陰さまで、無事、帰国することができました。帰って来てからも、また、少し時差ぼけ気味ですが、パリでの想い出を少し振り返ってみたいと思います。どうぞご覧ください。旅に行くと必ずする事がある。その街の神社仏閣へ行って、挨拶と旅の安全祈願をする…

パリ10区、北駅前にて

パリに着いて、4日が過ぎた。初めての時差ボケを体験している。ひとりぽつねんと異国の夜の荒野に投げたされたような、とても心細い気持ちで、数日間、真夜中を過ごしていた。眠れずに迎えたホテルの窓越しの朝日に少し元気をもらっていた。パリに来る前は…

仙台 to 巴里

2/15昨晩、仙台を出ました。そして、今は、パリに向かう機内で、このBlogを書いてます。出発の14日夜7時頃までバックパックに掛かりきりになりました。スーツケースの中は、2人分の作品オンリー…。半切の3枚と太子サイズが一つ。そりゃ、もう、ぎゅーぎゅ…

ふらんす三昧

ギャラリーチフリグリで行われた”C'est un cadeau pour vous.”(贈り物ものをあなたへ)に参加してきました。最低限のフランス語は、数回習いに行ってはいたものの、英語とは違い、耳馴染みのない発音で、聞きとれない…。とりあえずボンジュールとメルシー、…

湯たんぽと正直者

湯たんぽで、お腹を温めています。冬の風物詩。…ですが、今日は、ちょっと違います。今朝、出勤前に、ヘビー級の腹痛がきました。刺すような痛みで、かかりつけの病院へ。ストレスが溜まり過ぎると、どこかしこかに出てきてしまいます…。血液検査、尿検査、…

日々、点々…

点々、点々と筆先に集中して、点描作業を繰り返す…単純作業だけれど、なんだか妙に、神妙になり、まるで、写経しているような気分になった。今、書ギャラリー親かめ子かめで開催されています宙色Japan壮行展に、墨を使った新作も展示されています。「日常地…

手こずる日々…

なんて扱いずらいんだ…まったく手に負えないよ…。それが、去年から、改めて、墨を使い始めて、もった印象だった。油絵ばかり描いていたから、余計にそう思ったのかも知れない…。来月の墨の展覧会の作品作りに追われている。墨を画材として、部分的に使うこと…

初心、忘れるべからず

初めまして、画家の髙橋 典子です。新しい年を迎えて、ブログを立ち上げてみました。絵の展覧会活動をして、おかげさまで、去年で10年経ちました。長いような短いような、あっという間の年月でした。そして、また、新しい年を積み重ねてゆくために…。絵のこ…