1年はあっという間…、ですね。
今年は、いろいろな機縁が重なって、めくるめく疾走したような年でした。
今年1年を一言で言いあらわすならば、”移動”。
これまで、生きてきて初めての体験ばかりが多い年でもありました。
乗り物好きなのは、小さな頃からですが、飛行機にも船にも乗って、はるばる他の国の地下鉄なんかにも乗ってきました。
アルバイトでも、なぜか移動が多かった…。電車に乗ったり、車で毎日、走り回ったりしてました。
宙色JAPANの遠征地フランス、パリの地下鉄の入口と出口にある防犯用の体当たりしないと出られない観音開きのバー。最初は、戸惑いましたけど、慣れてくるとこんなものに負けないぞっと思い切り身体をぶつけ、勢いよくバーに体当たりしていることが、最後の方には、面白くなってしまいました。フランス人は、体格がよい人が多いので、そんなことは微塵にも考えないんでしょうけど…。
アルメニアへ行った時も地下鉄に乗りました。元ソビエト連邦だった名残がまだ、いたるところにあって、ロシア帝国の雰囲気が未だにあるような所でした。たぶん、国の力を象徴する言葉とかスローガンのようなもの?が地下鉄の壁に直に彫られた美しく豪奢な装飾のレリーフとなって飾られていました。
四半世紀ぶりにフェリーにも乗ったりと自分が動くことで、自分の五感を刺激できるかということもかなり意識して行動をしていました。
初めての相部屋よろしくのバックパッカーズホテルに泊まってみたり、いつもはご飯と風呂党の私でも、海外でのパンとシャワーだけの生活もまったく問題なく楽しむことできた。以外と順応性がある奴なのかもと自分のことを思い直しました。
慣れ親しんだ日常のペースもとても大切。そこから湧きがってくるものもたくさんあります。
しかし、時には、普段はできないことに敢えて飛び込む事も大切な事。その波がきたら、飛び込む事ができるか否かで、人の人生は、まったく違ったものになるという事を身をもって体験したような1年でした。
そのためには、ごくありふれた日常の中でも旅の中でもどこにいても五感をオープンにしておくことが大切なこと。
体験が無意識の中、蓄積されて、何がまた、新しい作品のアイデアになるのだと信じています。
旅から帰ってきて、寝ていても何かしら用件が入り、寝ていられない感じで、のんびり屋の私は、ちょっと辛いところもありましたけど、それはそれで、有難いことでした。
一睡もできないままアルメニアから帰国して、新幹線の中で、爆睡…💤仙台付近で目が覚めた時に見た夕暮れへ向かう空。
さまざま方々に支えられて、助けられながら無事、なんとかかんとかいろんなことをこなすことができました。
今年から始まったこのブログを読んで頂き有り難うございました。
かなりマイペースではありますが、また、来年も、少しずつ更新してゆけたらと思っています。
どうぞ来年も宜しくお願い致します。
どうぞよいお年をお迎えください。
2016.12.31
高橋 典子