My Horizon

絵を描く日々や私の日常をつれづれなるままに、言葉と写真で紡ぎます。

Rockの騎士道〜ポールウェラー

1994年仙台イズミティ21でのポールウェラーのライブを観た。
アグレッシブに弾きまくり、歌いまくる彼の気迫に圧倒されてハートをわしづかみにされた。

いろんなライブに行ったけれど、ダントツ印象的だった。


アンコールで観客がどっと前列へなだれ込み、私も負けじとその中へ駆け込んだ。ステージギリギリで彼を間近で見上げながら、汗だく全身全霊のプレイをし続ける彼にROCK道の求道者のような姿を見た。

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The Jam、スタイルカウンシル、そしてソロ活動と彼が行ってきた一連の音楽の流れは、ブリティッシュロックを大きく牽引してきたと言っても過言ではないと思う。

 

ソロになってもからもそのROCK道への探究がさらに深まっていった。
古き良きR&RやR&Bへのリスペクトの想いを自らの内で昇華しながら、再構築し実験的サウンドへと作り込んでいった。また、イギリスの牧歌的な抒情詩のような楽曲にも一音一音を磨きあげたような旋律があり、まるで音の職人のようだと常々感じていた。
イギリスへは行ったことがないけれど、そんな私にもイギリス特有のイメージの中にいざない、どこか懐かしさを感じさせた。"ただいい曲を作りたい"という熱意が真摯なまでに曲を通じて伝わってくる。

 

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30年ぶりの来仙!!その情報を聞いて、すぐさまチケットを手に入れて去年からその日が来るのを待っていた。

 

2024年2月1日、仙台ピット。

 

すっかりシルバーエイジになった彼だったけれど、衰えも感じさせない見事なパフォーマンスだった。ラフな中にもエッジを効かせた燻銀の光沢ある歌声とギターの音色。

『In to tomorrow』のイントロのリフが流れるとどっと会場が湧き、歓声のどよめきと一緒にあっという間にステージと観客との一体感が生まれた。歓声は止むことがなかった…。
客席も男性客が多く、かつてROCK少年だった人たちもなかなかのナイスミドルな世代になり、それぞれに楽しんでいたようだった。

 

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The Jam時代やStyle council時代の曲も披露するなどファンにはたまらない選曲でもあった。スタ・カン時代の名曲『My Ever Changing Moods』や『shout to the top』を生で聴けるなんて日が来るなんで夢にも思わなかった。
一緒に歌った!生きててよかった!

《2023年LIVE  Style council medley》

https://youtu.be/8djfBOKek20?si=_6ijL42Qf6vezPDq

 

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ギターをかき鳴らし、歌う彼を観ていたら、長年、音楽を通してなにかと闘ってきたギターを抱えた騎士のような印象も受けた。

 

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個人的には、コロナ後初のワンマンライブへ行ったこともあり、踊って、大声で叫んで、歌って、感無量…。

 

音楽っていいなぁって心底思う。
また、ポールウェラーのライブが観たい!

 

彼にハートをわしづかみにされたまんま、
これからも生きていこう。

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