My Horizon

絵を描く日々や私の日常をつれづれなるままに、言葉と写真で紡ぎます。

春の嵐

春の嵐が吹き荒れている二〇二〇年三月。

全世界的にみてもそんなことが言える。
全世界同時に共有している出来事。
世界中の人が、それぞれに影響を受けている。




このブログでは、お知らせがまだでしたが、今年の5月に宮城県仙台市で三人展をする予定でした。

2016年宙色JAPANの遠征地フランスで出会ったパリ在住の画家・師井公二さんと彼の友達で、私と同郷で今は亡き銅版画家のオノ ショウイチさんとの三人展。



そのための準備を重ねて、フライヤー作りも終盤となっていた矢先に、パリのシャルルドゴール空港がコロナウィルスの影響で閉鎖され、師井さんが日本に来ることが難しくなったとの連絡を受けた。

師井さんの作品だけを出展する形を取る展覧会の提案も受けたが、私としては、やはり納得がいかなかった。
師井さんの発案でもあったし、展示する予定の作品も変更を余儀なくされ、ギャラリートークも私1人ですることになる…、たぶん、私としては悔いが残る展示になるという予感がして、時期を待った方がいいと結論を出し、延期することに決めた。


日々刻々と変化する世界の状況。
最初は、大丈夫だろうと軽く考えていたものの、一気に状況が目の前で変化してゆくさまをまざまざと感じた。




そんな変化は、私の家の中でも起こっていた。

だいぶ前から、父の調子が変化していた。

今月も入院をしてきた。

コロナウィルスの影響で、ナースステーションの前までしか家族といえども入れず、本人にも会えないという日々が続いた。
本人がストレスを感じ、気持ちが落ち着かなくなったりしていないかと不安に思っていた。


老いの姿を見たくない、受け入れたくないという状態は、とうに過ぎ去って、いかに快適に余生というものを送ることができるのか、何ができるのか、どうすれば最善なのか?と思い考える生活へさらに移行しつつある。





そんな中、コロナウィルスの影響で学校が休みだった姪っ子たちを連れて国営の公園へ行った。
家にこもりきりでテレビばかり見ていた子供たちの伸び伸びした姿。
大きな声を出しても、駆けずり回っても大丈夫な太陽の下で、日がな一日を過ごした。
木陰にレジャーシートを広げて手作り弁当を広げ、のんびりした。

ここは天国か?!と冗談を言いながら、一時のパラダイスの雰囲気を味わい、おにぎりをほうばった。

さまざまな遊具で遊んでも遊び足りない子供たち。
身体を動かすことが生命の内側の欲求として突き上げてくるような動きに生きている歓びが体中から溢れ出ているように見えた。

叔母である私もちょっと遊具で遊んで大声をあげた。
相変わらずターザンガールもした。

しかし、その帰り際、大きな木の根っこに足を取られ、大きく転倒して1mくらいの坂から転げ落ちてしまった…。
大きなリュックを背負っていてなかなか立ち上がれなかった。
足首を捻挫をしてしまった。
なんというオチなんだッ!!







さすがに疲れ果てて、なにもかもいやになって、布団の闇に逃げ込んだ。

そんな時、つけっぱなしのスマホのラジオから「スマイル」という曲が流れてきた。
唄っているのは私が大好きなマイケル・ジャクソン
チャールズ・チャップリンが書いたこの曲も好きで歌詞も知っていた。

お先真っ暗と思っていた暗闇に光明が差し込んできたようで、思わず泣いた….。


掌に救い上げてもらったような安堵感と慰めを感じた。
お天道様はみているのかなぁ…



『Smile』

Smile though your heart is aching
Smile even though it's breaking
When there are clouds in the sky
You'll get by

笑って たとえ君の心が痛んでも
笑って たとえその心が砕けそうでも
雲が空に浮かんでいれば
きっと何とかなる

If you smile
Through your fear and sorrow
Smile and maybe tomorrow
You'll see the sun come shining through for you

その微笑みが
不安と悲しみの中からのものでも
笑えば たぶん明日には
見えるだろう 太陽が輝き 君を照らし出すのが

Light up your face with gladness
Hide every trace of sadness
Although a tear may be ever so near

晴れやかになる 君の顔は 歓びとともに
隠される 悲しみの痕跡は 
たとえ涙が すぐに溢れてしまいそうでも

That's the time
You must keep on trying
Smile, what's the use of crying
You'll find that life is still worthwhile

その時こそ
君は続けるんだ 努力を
笑うために 涙は何の役にも立たない
わかるはずだ 人生にはまだ価値があると

If you just smile

もし君が笑えたなら

https://youtu.be/afq2TwwAetM