My Horizon

絵を描く日々や私の日常をつれづれなるままに、言葉と写真で紡ぎます。

わたしの日常

夢は現実の道しるべ

よく夢を見る方だと思う あまりにリアルな夢を見て、ぞっとしたり、何かの前兆のような知らせを受けたり、 夢と現実はどこか繋がっているように思う。だから、大事にしている。 何かの本で読んだことがある話。人は眠っている時、元居た場所に帰っているとい…

とある風景〜野の花

毎年、見る風景。 ほんのちょっとした一コマ。 駅のホームに立っていると足元のコンクリートをカチ割って四方八方に伸びているタンポポとか、スギナとか…、そんな植物のたくましさにいつも感動している自分がいる。 がんばってんな、こいつって…。 そんな姿…

長雨、葉月、押入れトリップ

まぁ、よく降るもんだ。 こんなにも長い間…。 夏の一か月間がこんなにも長く感じるのは、初めてじゃないだろうか? お天気や気圧に左右されやすい私。 なにをやってもパッとしない感じで… さすがにこの長雨中は、 こころも湿りがちだった。 なかなか乾かない…

コーヒー&シガレッツ

雨の湿度と煙草が混ざり合った匂い… 油絵の具の溶油と煙草が混ざり合った匂い… そして、コーヒーと煙草の匂い… 匂いと記憶は、密接な関係があるように思う。そして、コーヒーと煙草は、切っても切れない間柄。 紅茶党だった私がコーヒーに目覚めたのは、絵を…

言の葉月

”しあわせは、いつも自分のこころがきめる” 相田みつをさんの作品の中でも一番好きな言葉。 この言葉を知ったのは、20年前頃だろうか・・・。 とあるデパートで観た相田 みつを展。 この展覧会のフライヤーにこの言葉がどんと掲載されていて、机の真ん前に…

記憶の中の水族館

昔、そこに入るのがちょっと怖かった。 お母さんのスカートのすそをつかんで、おそるおそる入っていくような感じ。 そこは薄暗く、小さな体にはとても大きい人工の洞窟のように思えた。静かな館内にブルーの世界があふれ、その中にゆったりと泳ぐ魚たちを見…

窓ぎわのシクラメン

「シクラメンのかほり」布施 明の1975年のヒット曲。母親が好きだった歌手。母親は、当時、30代後半だったけれど、1人でコンサートに行くほどに好きだった。母親は、冬になるとよくシクラメンを買ってきていた。よく玄関先に置いていたが、そこは寒過ぎて、…

別れの後にくるもの

春は、別れの季節…。私にも特別な別れが訪れた。2017.3.19悲しむ余裕もなく、容赦なく用事と時間に追いたてられる日々が続く…。けれど、そんな中にも楽しいひと時があった。何年振りかで再会した人達としばしたわいもない会話をしたり、会食したり、お酒が入…

面影について

その表情を観た時、釘づけになった。 どこから観ても静かで端正な顔立ち。 そして、憂いも含む美しさがあった。伝孫次郎作 孫次郎おもかげという能面。 それは、能面のモナリザのようだった。 作者の伝孫次郎の亡くなった妻がモデルと言われている。亡くなっ…

感触の第一印象

本を手に取って、ページをめくってみる。自分の時間が手のひらの中、もどってくるような感覚を覚える。 一冊の文庫本を買った。真新しいページをめくっていたら、おや?なんだ? 間違って、ページを2枚めくってしまったのかと思ったが… それは、1枚のページ…

時の余白に

新聞の紙の質感が好きだ。 技術の進歩で紙質も変化してゆく。 昔の新聞紙はもっとしっとりしていたが、今では再生紙を使っているからだろうか、カサカサと軽いものへと進化している。紙面も白黒から、カラーの紙面も多くなった。 カラフルになって、宣伝なの…

完・810文字の世界

去年の11月から新聞のエッセイの連載の仕事を頂き、2月の始めに最終原稿を納めた。正直、メッチャ楽しかった…。 旅とグループ展、2つの個展が重なる時期にできるかなぁ…と仕事が決まってから、内心ヒヤヒヤしていた。 それでも、書きたいことをザッと箇条…

隔世遺伝のしわざ

隔世遺伝という言葉を知ったのは、だいぶ大人になってから。 いろんな祖先の遺伝子がミックスされ、そして、生まれた環境や外部からの刺激によって、私の内面は形作られてきたのだろうと思う。 負けず嫌いで、お転婆なのは母方のおばあちゃん。繊細というか…

いつも通った海岸線

自分の中にだけ持っている癒しのスポット浜巡り。 震災後初めて、大好きな福島県松川浦、相馬へ行ってきました。 よく、ただボンヤリとしたい時や水平線や防風林をスケッチしに通った道。 5年ぶりの道だった。 震災後、1人で途中まで行って、怖くなって、す…

てふてふからの伝言

その人は、いつも私の個展を観て、アドバイスをくれ、励まし、勇気づけてくれた。 貴女は、 London、Paris、New York… 海外へドンドン行きなさい! といつも言ってくれていた…。この中の一つの国へ行くことができたことを伝えると目を細め、うなずいてくれた…

ふらんす三昧

ギャラリーチフリグリで行われた”C'est un cadeau pour vous.”(贈り物ものをあなたへ)に参加してきました。最低限のフランス語は、数回習いに行ってはいたものの、英語とは違い、耳馴染みのない発音で、聞きとれない…。とりあえずボンジュールとメルシー、…

湯たんぽと正直者

湯たんぽで、お腹を温めています。冬の風物詩。…ですが、今日は、ちょっと違います。今朝、出勤前に、ヘビー級の腹痛がきました。刺すような痛みで、かかりつけの病院へ。ストレスが溜まり過ぎると、どこかしこかに出てきてしまいます…。血液検査、尿検査、…