My Horizon

絵を描く日々や私の日常をつれづれなるままに、言葉と写真で紡ぎます。

言の葉月


”しあわせは、いつも自分のこころがきめる”



相田みつをさんの作品の中でも一番好きな言葉。


この言葉を知ったのは、20年前頃だろうか・・・。


とあるデパートで観た相田 みつを展。


この展覧会のフライヤーにこの言葉がどんと掲載されていて、机の真ん前に長いこと貼っておいた。

なにか迷いが生じた時に、その言葉をよく見つめていた。


今はそのフライヤーはどこかへいっていまったが、なんとなく頭の片隅にこの言葉がある。



生きているといろんなことがある。
いつだって、暗夜行路。
いっつも迷ってばかりいる。


未来のことが知りたくて、よく当たる占い師にも会ったことはある。
慰め、励まされたこともある。


でも、最後は自分のこころがきめるんだよね。



不安は影法師のようにずっと私の後ろにいて、いつも何かささやきかけてくる。
きっと生きている間はずっと一緒なんだろうな…。


マイナスの感情に飲み込まれないよう
ただ、後悔ないよう
それだけのような気がする。





葉月。


街の風景の中に、光と影のコントラストがより鮮明に浮かび上がり、くっきりと対比する季節。



それは戦争の記憶があるからだろうか…。


8月6日は、広島、
8月9日は、長崎…。


8月15日は、終戦記念日



瞳を閉じて、黙祷を捧げる…
数分。


毎年、日本独特の雰囲気があるように思う。


戦争の記憶について、少しでも触れる機会があるということは、大切なことでもある。



戦争に近づがないためにも。




そして、8月16日は、釜の蓋が開く日と言われている。



あの世とこの世が交差する。


手を合わせ死者の御霊を想う時間が多くある。



強い日差しとこもった蒸し暑さの中で、蝉が鳴く…。
いつも通りに過ごせるしあわせ。
そして、平和な日々がつつがなく続くように…。


多くの御霊もきっとそう願っていることだろう…。




そして、自分が生まれてきた日を迎える月でもある。


暑い日が続いても結構、平気で元気でいられるのも夏生まれのせいかもしれない。

夏生まれには見えないねって、人から言われてもね。

私の中には、夏の氣がちゃんと宿っている。