My Horizon

絵を描く日々や私の日常をつれづれなるままに、言葉と写真で紡ぎます。

東京は、東洋のベニスだった?!

東京での個展の際、泊まっていた場所から、ギャラリーまで、徒歩で通っていた。 通いながら、ふと思ったこと。 こんなに橋があるってことは…、 橋があった痕跡があったってことは…、 この場所にはたくさんの川が流れていたということだ。 どこでもそうだが運…

移動と疾走の2016

今年ももう、大晦日…。1年はあっという間…、ですね。今年は、いろいろな機縁が重なって、めくるめく疾走したような年でした。今年1年を一言で言いあらわすならば、”移動”。これまで、生きてきて初めての体験ばかりが多い年でもありました。乗り物好きなのは…

10月末日に、思ふこと。

10月が終わる…。怒涛のような2016年10月……。 おかげさまで、個展も無事、終わり、ちょっとだけの小休止。いろいろな方々に観て頂き、個展をしている方も楽しめたように思う。 ご来場、頂いた方々には、心より感謝しています。 11月もいろんなことが…

私的印象・アルメニア

貨物列車が通り過ぎるレールと車輪が響き合う音がする。 近くで鶏の鳴き声が朝の訪れを知らせる。 野良猫や野良犬が、辺りを自由にうろつき回っている。 舗装されていない凸凹道。 建築用に無造作にレンガや石が置かれた空き地。 首都エレバンから少し離れた…

いつも通った海岸線

自分の中にだけ持っている癒しのスポット浜巡り。 震災後初めて、大好きな福島県松川浦、相馬へ行ってきました。 よく、ただボンヤリとしたい時や水平線や防風林をスケッチしに通った道。 5年ぶりの道だった。 震災後、1人で途中まで行って、怖くなって、す…

イサム・ノグチの精神に触れた日

「地球を彫刻してみたい…。」 そんな思いで、この場所もきっと作られたんだろう。 イサム・ノグチが設計した北海道札幌市にあるモエレ沼公園へ行ってきました。 広大な土地にマヤ文明やインカ帝国、エジプトのピラミッドを思わせるような原始的な形をした人…

大海の中で過ごす夜

フェリーに乗るのは、中学校の修学旅行以来。何十年振りかのこと。黒闇に、たゆたう波がうねり、海風とエンジン音しか聞こえない夜…。目に映る世界が、漆黒の闇に包み込まれながらもその闇の先を切り裂くように船は、進み続ける。なんて、したたかな力強さな…

語らうことの贅沢さ

パリから帰ってきて、1ヶ月が経った。4月に凱旋展が行われることもあり、作品を作ったり、パリの地で感じたことを振り返った時、ひとつ気がついたことがあったので、書いてみることにしました。パリではスリが多いと聞いてたので、ショルダーバックを買っ…

5度目の春に…。

3月11日が近づいている。5回目の春……。そのまま時間が止まっている場所が、まだ点在している。”先日、やっと海まで行けた”と涙ながらに話す人もいて、聞いているこっちまで、もらい泣きしそうになった。自分にとっては、一生、なにか例えようもないほど、思…

巴里紀行

お陰さまで、無事、帰国することができました。帰って来てからも、また、少し時差ぼけ気味ですが、パリでの想い出を少し振り返ってみたいと思います。どうぞご覧ください。旅に行くと必ずする事がある。その街の神社仏閣へ行って、挨拶と旅の安全祈願をする…

パリ10区、北駅前にて

パリに着いて、4日が過ぎた。初めての時差ボケを体験している。ひとりぽつねんと異国の夜の荒野に投げたされたような、とても心細い気持ちで、数日間、真夜中を過ごしていた。眠れずに迎えたホテルの窓越しの朝日に少し元気をもらっていた。パリに来る前は…

仙台 to 巴里

2/15昨晩、仙台を出ました。そして、今は、パリに向かう機内で、このBlogを書いてます。出発の14日夜7時頃までバックパックに掛かりきりになりました。スーツケースの中は、2人分の作品オンリー…。半切の3枚と太子サイズが一つ。そりゃ、もう、ぎゅーぎゅ…