ときめく、
ときめかない、
ときめく・・・
以前、ベストセラーになった断捨離の本を書いた作家さんが必要なものとそうでないものを仕分ける時に使っていたという魔法の呪文らしい。私はテレビ越しでその魔法の使い方を見ていた数年前に・・・。
4月の2週間は、自然な流れで、大掃除&断捨離の決行月間になってしまった。
大きい作品が描きたいということも一つのきっかけだった。
モノであふれ、アトリエが狭くて、新しいことをする気になれないということで、ゴソゴソと始めた。
本当なら独立したアトリエがあったらどんなにいいんだろう・・・
家で描くことに何度、もう限界!!と思ったことだろう・・・
でも、現実的に、予算も場所もない
ならば、なんとか工夫するしかないと思いたった。
スペースを広げ、レイアウトを変え、カーテンを洗い、窓ガラスを拭き、倉庫兼寝室になっている場所にあるベッドのマットレスを取り、その下の板を取り、床でふかふかとよく育った綿ぼこりをキレイさっぱり取り除き、水拭きをして、清めた。
その次いでにクローゼットも開けてみた。
以前何度も着るものは、処分してきたつもりでいた。
それでも何年もぶら下がっている服をチェックしてみた。
人よりたぶん服は持っていないと思うがけれど、それでもこれだけ服があるのに、
なぜ新しいのを買いたくなるのだろうか?…という思いが頭の中、浮かんできた。
服をため込んで、精神的な何かをため込んでいるんじゃないか?
いつか着るは、いつなの?
何が不安なんだろう??
ねぇ、…自分?!
そんな自問自答している時に、”ときめく、ときめかない”というフレーズが生まれてきたのだろうかと感じた。
でも、私の中では、”ときめく”という言葉があまり好きではないので(笑)
好きか嫌いかで分けてみることにした。
ゴミ袋3枚分、思い切って処分した。
bye bye my clothes★
長い間、お疲れさまでした。
片付け最中に、3年ほど前に買った本がひょっこり出てきた。
服部 みれいさんの本。
「あたらしい自分になる本」
心と身体を穏やかに保つには…、と試して良かった方法がいろいろ書いてある。
きっかけは、彼女が編集長をしているマーマーマガジンを美術館のショップで見つけて、自分の惹かれることに体当たりで取材する姿勢がとっても面白く、新鮮でその飾らない人柄に親近感を持ってファンになった。
白湯を美味しく沸かして飲む方法もこの本から学んで毎朝、お湯沸かしに勤しんでいる。
みれいさんの本の中にも断捨離の話が出てくる。
部屋は自分をあらわす
断捨離は、スペースクリアリングなる行為なのだとか。
身の回りにあるものからもエネルギーを貰って生活している。
本を読んでいるとタイムリーな内容だった。
女のひとは特に、感受性が命だから…って、また、再確認している。
綺麗になった部屋で飲む甘い甘い白湯は、格別で、ひとりなのになんだかとんでもないほど、シアワセを感じている。
幸せはいつも心の中に有るんだね。
4月から始まったことが今年はたくさんある。
5月もいろいろなイベントに関われせて頂いている。
とても楽しみにしていることも待っている。
ちょっと大変なことも、工夫しながら、愉しむことだけは、忘れたくないなぁ…と思う5月皐月の雨の夜に。