あまりテレビを観ない私が、たまたまチャンネルを変えた先で、はまった番組がある。
「地球征服するなんて」
という番組。
若手芸人さんとTV局のディレクターと二人で旅をする番組。
ただし、旅行費は、その国の”インスタ映え”しそうなところをインスタグラムに挙げ、いいねの数をお金に換算し、それで生活しなくてはならないというのが掟。
1いいねが、0.1円。
のりがちょっと昔の電波少年のようでもある。
自分の知恵や直観で行き当たりばったりのシチュエーションを乗り越えて行こうとするドキュメント。
みるみる痩せてゆく芸人さんに一喜一憂しながらも、若いから、きっとなんでも超えられるよ、きっと!とそう思いながら見ている。
そして、さまざまなことをクリアして、たくましくなって行く姿を見ているのも楽しい。
でも、なんか他人事ではないなぁ…とテレビ越しでふと考えていた。
旅とは、恥のかき捨てだと誰かが言ってたっけ…。
どれだけのものを捨ててこれるかで、得られるものの数も決まってゆくのかと…思う。
私の参加している宙色ジャパンの壮行展も盛況のうちに幕を閉じました。
2月の展示のプレ・エキシビジョン。
ご来場いただきありがとうございました。
大雪の中、初日から足元の悪い中、来場された方々も多くいたようで、有り難い限りだった。
”message from Miyagi to Paris”にも幅広い層に参加してもらえた。
帰り際に「展覧会のご成功をお祈りします」というお声をたくさんいただき、嬉しかったです!
2月初旬には宙色Japanの第一陣が出発する。
宙色Japanは、ある意味チャレンジャーなのかもしれない…。
宮城発信の無名な作家のグループがどこまでできるのか…。
草の根的な面白い試みでもあるように思う。
不安だった和紙と墨+画材のミクストメディアの作品もようやくカタチになった。
最後までタイトルも迷ったがストレートなものにした。
しかし、気がつけば、”宙色Japan”、パリのギャラリーも”Espace Japon”…!
すべてが宇宙つながりで、ちょっとギョッとした。
私も渡航まで短い時間しかないけれど、もう少し作品を増やせたらと思って、ギリギリまで粘ってみようと思う。
「地球征服」の若手の芸人さんのキラキラした眼差しのようなものを自分の中にも感じ取ることができたらいい…。
人は何歳になっても、冒険を始めることができるのではないかと思うから…。