ちょっといつものゴールデンウィークとは、雰囲気が違う。
テレビでは、天皇陛下、万歳のような番組が一列に並ぶ。
平成最後の日をどんな風に過ごしますか？と街頭インタビュー。
厚い曇に覆われた空の下、改元への熱がこもって、さらに湿度を高めているみたいに思えてくる。
時代の変わり目は、容赦なく、進行し、次の日を次の時代を連れてくる。
一昨日、作品を送ろうと頑丈に梱包して、配送会社へ。
「大き過ぎて、送れません…。」
とキッパリ断られる。
(￣▽￣;)
引き返し、梱包を解いて、1枚絵を抜き、2m以内にし、スーツケースと共に発送しようと再度、荷物を出しに。
「4/30には、着かないかもしれません、それでもいいですか……？最悪、5/4になるかもしれません」
………(￣◇￣;)
東京では、退位の礼と改元の祝賀行事で、連日、大規模な交通規制規制が引かれているとのこと…。
他の運送会社に電話しても同じことを繰り返された。
仕方なく、大きなものだけ発送し、あとは、手持ちで運ぶことに…。
海外遠征並みの荷物…！
絵を製作するので精一杯で、配送は、2日前に送ればなんとかなると思っていた。
その読みも甘かったんだろう…。
平日なら、余裕で着いていたけれど。
泣きたいような気持ちも込み上げてきたが、容赦ない時間の流れに、複雑な気持ちを通り越して、諦めから、笑いが込み上げてきた。
もう、天にこの身も作品も預けますわ！！
根性と開き直りとユーモアとで、与えられた状況に向き合った感じだった。
そして、今日は、そぼ降る雨…。
渋滞で遅延もありうると、高速バスをドタキャンし、新幹線はやぶさへ。
新幹線といえば、
沢木耕太郎の連載が載っているJRの冊子トランベールが１つの楽しみ。
何気なく開いてみたら、ブログにも書いた、今年の2月の講演会で来た塩竈の話が載っていらではないか！
不安だった気持ちに光明が射すような気持ちで、嬉しくなった。
夕方、迷いながらもホテルに到着。
2日前に出た荷物も無事到着して、ホッとした。
そして、無事に絵も飾り終え、イメージ通りの展開になって、胸を撫で下ろした。
長い長い1日だったなぁ…。
さて、 個展は、いよいよ明日からです。
髙橋 典子 個展『Breath of nature』
令和元年5月1日（水）〜5月31日（金）
THE AGNES
HOTEL AND APARTMENTS TOKYO
ティーラウンジ
東京都新宿区神楽坂2-20-1
営業時間
10:00〜17:30
（ラストオーダー17:00迄）
どうぞお越しください。
アウェイだけど、楽しみたいと思います！
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平成最後のノリコラムVol.15
「暮れゆく平成」
